今までの仕事|遠藤泰人 + 空間スタジオ

バリアフリーデッキのある家
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体の不自由な高齢者もお住まいの2 世帯住宅。
端的に言えば体の不自由なお母様を介護する住宅。
初めてのバリアフリー住宅の設計でした。
横浜にはよくある急勾配の道路に面した、崖の上の敷地でした。
建て主は大学の同級生で、都市計画の専門家。
彼と一緒になって勉強しながら設計をまとめました。
まだバリアフリーのユニットバスを一社しか作っていなかった時代です。
大きなデッキを作りました。
そこから車椅子がスロープで降りられるようにし、芝の上にも行けるようになっています。
このデッキは住む方の生活も変えたとのことです。
朝起きて紅茶をデッキのベンチで楽しむようになったと聞いています。
デッキにはベンチを作り付けるべきだと、これ以降思っています。

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    食堂からキッチンを見ています。
    ガスコンロの部分は見えなくしています。
    とても現実的だと今でも思います

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    外観は当時出たてのガルバリウム鋼板を採用しています。
    雨樋もガルバリウム製です。
    これは以後私の事務所の標準仕様の一つになっています

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デッキから伸びるスロープです。とても役に立ちます