遠藤泰人 + 空間スタジオ WEBサイト
YASUHITO ENDO architect and KUKAN STUDIO
Profile
建築家 遠藤泰人
YASUHITO ENDO architect
-略歴-
1950年 東京郊外、杉並区荻窪に生まれ育つ
1963年 東京教育大学付属駒場高校卒業
1973年 早稲田大学理工学部建築学科卒業、同年最初の住宅を完成させる
1974年 デンマーク政府より奨学金を得て、デンマーク王立芸術アカデミー建築学校に学ぶ
その後1年半ほどヨーロッパ、北アフリカなどに遊ぶ
帰国後早稲田大学より建築学奨学金を得て東アジア諸国を旅する
1978年 早稲田大学大学院(吉坂隆正研究室)修士課程修了
LAND計画研究所(秋山東一主宰、現LANDSHIP)
TIME計画研究所を経て
1983年 (財)国際科学技術博覧会(筑波博)協会にて、主にヨーロッパ各国のパビリオンの設計にたずさわる
1986年 TIMESHIP空間スタジオ設立
1988年 (株)空間スタジオに改組
1999年- 日本女子大学住居学科非常勤講師
Works
上下に重ねた2世帯住宅
東京都杉並区|RC造3階建 2世帯住宅|1992年竣工|施工 五稜建設|撮影 相川透
共同住宅として設計しましたので、一部を他人に貸したり、独立した子供と住んだり、全てを他人に貸したり、将来にわたって色々な可能性があります。建物の寿命に見合った都市住宅の一つのあり方だと考えています。
バリアフリーデッキのある家
神奈川県横浜市|木造2階建 2世帯住宅|1993年竣工|施工 マスノ|撮影 相川透
施主と共に取り組んだ初めてのバリアフリーの住宅です。ベンチ付きの大きなデッキは、いままでの生活を一新したと喜ばれました。デッキからは車椅子で庭に出られるようにスロープを設けています。
横に並べた2世帯住宅
東京都杉並区|木造2階建 2世帯住宅|1994年竣工|施工 三建建築創作|撮影 相川透
長屋型の2戸の住宅(デュープレックス)として設計してありますので、将来はお子さんが住むことも想定しています。木造ですので、改築する事により、お互いの面積をやりとりできます。
北欧的色彩でまとめたマンションリフォーム
東京都品川区|マンションリフォーム|1993年竣工
施工 三建建築創作|撮影 相川透
2戸の住戸を一つに改造しました。コンクリートの箱に戻してのリフォームです。最近の言葉ではスケルトンリフォームと言います。白染色のシナベニヤとルナファーザー(ドイツの壁紙)とコルクだけでまとめました。
土間でつなげた2世帯住宅
神奈川県厚木市|木造2階建 2世帯住宅|1995年竣工|施工 マスノ
日本女子大学住居学科小谷部育子教授との共同設計
丹沢の登山口近くにある2世帯住宅です。親世帯と子世帯の間に天井の高い広い土間をつくりました。共通の居間であり、近所の方が立ち寄る場でもあります。
路地奥になることを予定した家
東京都日野市|木造2階建 専用住宅|1995年竣工|撮影 相川透
現在は南だけでなく東にも家が建ち、思い切って2階に設けた居間食堂が、陽当たりや風通しを確保しています。
コンクリート打ち放しの暖かい家
千葉県市川市|RC造地下1階地上2階建 専用住宅|1997年竣工|施工 式田建設|撮影 相川透
アトリエアクとの共同設計
コンクリート打ち放しの家は寒いと思われがちですが、適切な断熱をすれば十分に暖かくなります。内部は必要なところは十分に断熱し白く仕上げています。断熱が不要なところはコンクリート打ちはなしのまま。東京ではこれで十分です。
週末はレストランになる山奥の家
長野県北杜市八ヶ岳|木造2階建 併用住宅|2000年竣工|施工 山口工務店|撮影 大竹静市郎
東京を引き払ったご夫妻が、八ヶ岳の麓甲斐大泉で新しい生活を始めました。週末はレストランになります。屋号は方方亭と言います。北海道に準じた断熱を行い、アメリカから断熱サッシを個人輸入して取り付けました。結果は教室用の石油ストーブで1階全部を暖めることができました。
アレルギー対策を考えた家
東京都練馬区|RC造1階上に木造2階建 医院併用住宅|2001年竣工|施工 宗建築|撮影 相川透
毎日布団を干すことのできる、室内型のサンルームを設けました。室内とは完全に断熱されていますので、夏でも冬でも窓は自由に開けられます。ほこり対策のためブラインド内蔵のサッシを使い、子供室から本棚を排除しました。階段ホールを広げ本棚や机を設けることで、非常に居心地の良い空間ができました。
吹抜けに面した書斎のある家
神奈川県横浜市|木造2階建 専用住宅|2003年竣工|施工 マスノ|撮影 大竹静市郎
ジャーナリストの為の書斎中心の家です。斜めの天井の大きな吹き抜けに面していますので、家族の気配がそれとなく伝わってくる空間ができました。
隣に建てた倉庫のような外観のメゾネット2戸建ての貸家と双子の構成です。
下町で静かに暮らす熟年夫婦の家
東京都荒川区|鉄骨造2階建 専用住宅|2004年竣工|施工 藪崎工務店|撮影 大竹静市郎
加齢で体が不自由になった時の事を想定しての設計を依頼されました。玄関のカート用スロープと大きな庇他、備えあれば憂いなしと言う考えで、様々な工夫がちりばめられていますが、それらの配慮が一生使わないで済むことを望んでいます。
本棚に囲まれた一室空間の家
東京都国分寺市|木造2階建 専用住宅|2005年竣工|施工 滝新|撮影 井上茂
寒くて暑い家を、暖かくて涼しい家に建て替えたい。蔵書の背表紙を見て暮らしたい。家族の気配が分かる空間が欲しいこと。腰窓付きのソファーコーナーが欲しい。エコロジカルな素直な外観にしたい。将来親と住めること。要望は明快でした。全て満たしたつもりです。
英国アンティーク家具の似合う家
千葉県市川市|木造2階建 専用住宅|2007年竣工|施工 宗建築
建て主はこの10年ほど英国で暮らしていた男性。英国在住中にメールで打ち合わせを始めました。持ち帰りたいアンティーク家具の写真も送られてきましたので、帰国時には家具配置を含めた基本設計はできていました。内部の色などは、共同で決定していきました。おかげさまで今まで使えなかった色を使うことが出来ました。
森の中の静かな別荘
山梨県南都留群山中湖|木造平屋建 別荘|1982年竣工|施工 丸格建築
傾斜地の崖際に建てた別荘です。L型の平面が静かな庭を確保しています。内部は大きな広間と幾つかの寝室で構成されています。広間には殆ど照明器具を設けず、個人輸入したデンマークのペンダントとイサムノグチのスタンドでまとめています。
練馬田村内科小児科医院
東京都練馬区|RC造2階建 医院|1999年竣工|施工 宗建築|撮影 相川透
旧い木造医院の建て替えです。1階が内科2階が小児科。カルテ管理と会計は1階で行います。路地の奥の北に面した位置でしたので、建て主と一緒に悩みながら、かなり明るい色を選択しました。暗かった路地が明るくなり、成功だったと思います。
練馬耳鼻咽喉科 まちの医院
東京都練馬区|RC造1階上に木造2階建 医院併用住宅|2001年竣工|施工 宗建築|撮影 相川透
旧い木造医院の建て替えです。1階が鉄筋コンクリートの診療所、2・3階が医師家族のための木造の住宅です。緩い坂道が交差する変形の敷地でしたが、何とか医院の正面入り口の雰囲気を作ることができました。車椅子でもそのまま入れる設計になっています。
鳥村ビル
東京都墨田区|SRC造+S造10階建 写真スタジオ事務所兼住宅|1995年竣工|施工 坂田建設|撮影 スタジオトリムラ
1階から3階までが建て主の写真スタジオと事務所。途中階が貸し事務所で7階から10階までが建て主の住宅。巾6m、奥行き16m、高さ30m 強。まるで超高層のようなプロポーションの建物ですが、最上階には螺旋階段付きの中庭があり、屋上庭園に連続するよう、生活空間としても細かく設計してあります。
Nマンション
東京都足立区|RC造4階建 店舗併用集合住宅|2000年竣工|施工 坂田建設|撮影 大竹静市郎
間口7m奥行き45mの南北に長い敷地。おまけに全面道路は巾4m。こんな敷地に集合住宅が建てられるのかと思いましたが、なんとかなりました。道路側ファサードは端正にまとめられたと思っています。
マザー牧場ファームステーション
千葉県富津市|鉄骨造平屋建 遊技施設|2007年竣工|施工 光進建設|撮影 井上茂
千葉県富津市のマザー牧場の新しいアトラクション「ファームツアー」のファームカーの乗降所、すなわち駅舎です。構造は鉄骨造ですが木の仕上げとテントの屋根でとても気持ち良い空間ができました。ファームカーに乗りますと、様々な動物とふれあうことができます。詳しくはマザー牧場のホームページをご覧ください。
向島料亭市山
東京都墨田区|鉄骨造3階建 料亭|1990年竣工|撮影 井上明
向島の料亭です。、鉄骨造ALC板貼りというと言う軽便な工法を採用しましたが、料亭としての品格のある外観を作ることができました。内部はごらんの通り数寄屋造りの本格的な座敷をしつらえています。
メガネライフ三鷹本店
東京都三鷹市|内装工事 店舗|2007年竣工|施工 滝新|撮影 ナカサアンドパートナーズ
三鷹駅南口中央通り駅近くにこの眼鏡屋さんはあります。15mの長さの巨大な壁面棚には天井まで眼鏡が陳列され道行く人の視線にも最大限アピールしています。
大熊町 民家移築
福島県双葉郡大熊町 民俗伝承館内|移築|1990年竣工
福島県浜通り、大熊町の民家を展示館の中に移築保存しました。実測から始めて、大工さんと近くの廃屋を廻り使える部品を調達し、展示室に収まるよう建物をまとめました。何とか昔の雰囲気が再現できたと思います。
唐木田の歩道橋
東京都多摩市|橋梁|1993年竣工|撮影 井上明
鉄筋コンクリートの橋梁の持つ鈍重さを避けるために、桁を薄く見せ、橋台もスレンダーにまとめてあります。親柱も、高欄(手すり)も、土木には殆ど見られない構成的なデザインになっています。らせん部分も含めアルミの鋳物です。既製品の灯具を用いて照明器具もデザインしましたが成功したと思っています。
Contact
一級建築士事務所 空間スタジオ
KUKAN STUDIO
代表 遠藤 泰人 一級建築士
住所 東京都渋谷区代々木4-23-13-302
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URL http://www.kukan-studio.com